« あそこの毛に白いものが‥‥ | トップページ | 二階から目薬 »

2005年8月12日

100%の少女

「女は腐る一歩手前が一番美味い」とこれは村上龍の発言だが、ある意味不幸な女性もいて、彼女らが最も光り輝くのは開花する直前、少女のころなのだ。

 専門用語で「満開」とは実は花が散り始めた状態のことを指す言葉だが、その前に「100%」だった少女たちにとって、「成長」は「欠損」という語のあからさまなネガだと思う。

vs

  久しぶりにその名を耳にした。ショップで気になる曲が流れていて、訊いてみると彼女だというのだ。写真のヴィヴィアン・スーで、歳を重ねるごとに損なわれ続ける少女の典型だが、度重なるスキャンダルにもめげず、現在は中国や台湾で歌手として活動している。本人はそれで結構幸せそうに見える。売れてもいるようだ。曲は「狼狼愛」‥‥中国でヒットしている(いていた?)。歌詞の聞き取れる部分だけ訳すと「人の目など気にせず、私だけを愛して」そんな意味になろうか。
 
 それを皮肉として聞いてしまう、僕は既に彼女のファンではない。そこに100%の少女がいて、そして時は過ぎていった、ただそれだけのことなのだが、思いはある種の悔恨となって、音楽が終わった今もずっと心に疼き続けている。


|

« あそこの毛に白いものが‥‥ | トップページ | 二階から目薬 »

コメント

わたしこの写真好きでしたよ。
ヴィヴィアンを脱がせたなぁ、とも思ったけど『愛人(ラ・マン)』のジェーン・マーチみたいな身体で、少女っぽさがたまらなかったな。歌ったりコントやってるのも、いじらしく感じてました。
同じ出稼ぎ族でも、ユン・ソナはまた違いますよね・・・。って、芸能評論じゃないって。

投稿: ヤヤー | 2005年8月12日 20:43

 最近のヴィヴィアン・スーも、すっごく綺麗ですよ。ただ‥‥、いえ、やめます、感情は記憶と密接に結びついて離れないものなのだな、と抽象的なコメントにとどめます。この写真は今も好きです。

投稿: ぼく | 2005年8月12日 21:15

 ‥‥と、思ったんだけど、今読み返してみるとあまりに独りよがりで自分にしかわからない書き方をしているので、ちょっと追記。
 先ず、前提からして思い込みなんですけど、現在のヴィヴィアン・スーはスポイルされていると。スポイルされているとして、じゃあ100%の彼女を50%にしてしまったのはぼくたち日本の消費者ではないか。
 その意味で「悔恨」なんですけど、まぁ本人にしてみれば大きなお世話なのかも知れません。
 ただ、彼女は日本が好きかなぁ? zakさんのところにあったメガデスの人みたいに、日本と日本人をすきかなぁ? 

投稿: ぼく | 2005年8月13日 16:26

台湾の人は基本的に親日みたいだから好きなんじゃないかな、多分。日本風のラーメン屋なんてのもありましたよ。
以前台北に行ったとき、現地の人も親切だったのでオレも親台です。大陸系の人はシンガポールでもマレーシアでも香港でも実はあまりイメージよくなかったんだけど、台湾はちょっと違う感じだったな。

投稿: zak | 2005年8月13日 19:49

 そうですか、そうなら嬉しいなぁ、って仮定に仮定を重ねる虚しさよ(苦笑)
 ちなみに台湾は、行ってきたという知人にきくと、食べるものがとてもウマい最高、という人と、食い物がサイテーという人と、二通りいて、どうなのか、いちどは行って確かめてみたいと思っています。
 ぼくは、国を、食べ物で判断することが多いのです。香港、最高! バンクーバー、最高! と思っているのは、人じゃなくて実は食べ物がよかったから、という面も否定できません。

投稿: ぼく | 2005年8月13日 20:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 100%の少女:

« あそこの毛に白いものが‥‥ | トップページ | 二階から目薬 »