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2016年4月26日

人たち

 夢だとわかっている夢を見るようにして、僕は現実を見ていた。これは現実だと。でも現実感なんてなかった。僕はフランスにいて、日本にいた。ソウルにいて、また日本にいた。そしてまたフランスにいて、バンコクにいて、また日本にいる。移動時間と、待ち時間。旅することは、移動することではなく、待つことだと思う。人生は旅だという人たちは、では何を待っているのだろうか。




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背中

 海岸沿いに建つ高層マンションの一室で、海に降る雨を見ていた。すべて夢だとわかっていて見る夢だった。窓は開け放たれていて部屋の中に雨が吹き込んでいたが、窓を閉めようとする者はいなかった。僕はパープル・レインの話をしたと思う。小さな声で歌ったと思う。でも若い女たちは別の話に夢中で、かつてプリンスと名乗っていたアーティストのことなんか知ったこっちゃない、と背中で意思表示していた。




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2016年4月13日

そうなっていた

 朝、目覚めて2階の寝室のカーテンを開けたら、窓の外に苗から育てた木が見える。小さすぎる夢が実現するもうすぐ。そして大きすぎる方の夢も拍子抜けするほど簡単に、あっけなく叶えられた。それはそういうふうに実現したのだ。目が覚めたらそうなっていたのだ。




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