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2016年10月19日

5秒

「僕はタイムマシンに乗って、始まりまで行き、すべてをもう一度体験したい」君と会った日の終わりに、そんなことをメールに書いて送ると、「英語が上手になったわね」と返信してよこした、君はわずか5秒で。




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2016年10月18日

 こで何を見ても何を聞いても僕はたった1人のことを思い出す。そう世界のすべてを君に関連づけて思った。




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パン

 のために生きているのかなんて人は知らない方がいいと僕は思う。「本当は」世界から貧困をなくすために生まれてきたはずの人が、それを知らずにパン屋でバイトしているとか。パン屋さんにはそういう人がいっぱいいればいいのだ。




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2016年10月 5日

タンパク質補給

 パリからチューリッヒまでは飛行機で1時間くらい。列車を使うという選択肢もあったけれど値段はそうかわらない。なので飛行機にした。エールフランスの正規料金で往復25000円。列車だったらもう少し安いのかな。でも4倍の時間がかかる。なので飛行機に乗る。さっと行ってさっさと帰ってくる。

 最長で2時間はかかると踏んでいた出入国審査はなかった。パスポートにスタンプぽんがなかった。いいのかなそれで。チューリッヒの空港は鉄道の駅と直結している。駅の案内表示はすべてドイツ語。フランスではあった英語の併記がない。なので何が書いてあるのかさっぱりわからない。絵を見て判断するしかない。身振り手振りで伝えたり伝えられたりするしかない。

 とりあえず自動販売機でチケットを買う。チューリッヒからベルンまで、片道55スイスフラン。クレジットカードで払おうとするが、VISAカードがなぜか受けつけてもらえない。そんな馬鹿な。ユーロでも払えたので助かった。ユーロだと52ユーロ。お釣りはスイスフランで出てきた。

 スイスの鉄道には改札がない。車掌が車内を回ってくることもない。無賃乗車も可能だが、万が一見つかった場合には、とんでもない額の罰金を払わなきゃならないんだろう、と思う。実は後日、チューリッヒまで戻るとき、間違って途中の駅までの安いチケットを買ってしまって、最悪投獄されるんじゃないかとどきどきしていたが、やはり検札はなかった。

 ベルンでは1泊2万円もするホテルに泊まる。貧しい僕の基準では高級ホテルに分類される。部屋にドライヤーがある! 窓のブラインドが電動で上下する! すごい、けどそんなもの要らない。フランスでは週1万円のアパートを借りて自炊していたのでなおさら高く感じる。

 スイスは物価が高いと聞いていた。確かにフードコートのカレーライスが2200円もするのにはびびった。屋台の肉と野菜をクレープで包んだ料理が1200円(これはまぁそんなもんか)。でも自炊するつもりでジモピーの集うスーパーに行けば、パンも野菜も果物も、薔薇の花も日本より安い。バナナでいうと1房5本くらいのやつが税込み75円。薔薇15本を花束にしてもらって1500円。

 その花束を抱えて、某国政府主催の晩餐会に行く。タキシードか、ブラックスーツの政治家、民族衣装を来たどこかの国の王様、軍服姿の軍人、ドレスを着たその奥様方、などうようよいる、別世界の人間が。ブーツに黒ジーンズにモヘアのセーター姿の僕は完全に浮いているような気がするが気にしない。受付で追い返されるかと思ったが名前を言うと「あぁ、あなたが・・さんですか」すんなり通してくれた。顔パス、というのとも違う。「すみません招待状なくしました」「いえ大丈夫ですよ」って。会場では引退した元ロックスターという些か無理のある役柄を演じてみることにする試しに。ちなみに料理はうまかった。ひたすらタンパク質を補給した。酒は飲まなかった。




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2016年10月 4日

熊2頭

 12時を知らせる時計塔の鐘の音と、上空を通過するヘリコプターの爆音が混じり合う。ベルンの旧市街全体が震える。

 晩餐会で、君に会う。招待状はコートのポケットの中。それまでの待ち時間。またいつもの待ち時間。僕はホテルの朝食に出たパンと、市場で買ったバナナを公園で食べていた。昨日のうちに旧市街はだいたい見てしまった。熊も見た。川を泳ぐ若者がいた。確かにスイスはフランスよりも暖かだった。




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