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2017年9月29日

変化

 僕が運命は変えられると思うときには、運命の方でも僕を変えられる、と思っているのだ。そんなふうにして何もかもが変わってしまう。変わってしまった。変わっていく。




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2017年9月28日

自分の言葉

 自分の言葉で考え、自分の言葉で語る。それをすごいことだとは思わない。そんなことはどうでもいい。そもそも自分の言葉で語るべき自分などというものが僕にはない。外国の人を好きになって、そう思い知った。

 その人に好きだと告げるときは、その人の言葉で告げる。そう君にだ。君の前では僕は、君の言葉で語る。君の言葉で感じ、君の言葉で考え、そうして僕自身が、君の言葉になる。そういうのが夢で、そう願っている。




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2017年9月27日

罪のある人

 罪のない人間が大勢犠牲になるのは許されない、という。でも僕は罪のある人間が1人死ぬのも、やっぱりいけないことだと思う。北朝鮮も日本もアメリカも韓国も違わない。罪があるとかないとか、誰が決めるのだろう。戦争になると思う。たくさんの人が死ぬと思う。罪のあるなしにかかわらず、たくさんの人が。でも僕はそうなって欲しくないと、今わりと真剣に思う。




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パリ

 夜中の3時に暑くて目が覚め、眠れなくなってしまった。ボイラー(?)の音が、獣の唸り声のように響く通りへ、散歩に出た。怖かったけど、ゾワゾワするような、危険は感じなかった。

「もし君が若いときに、パリに住んだことがあるなら、パリはその後もずっと君についてくる」有名な言葉で、確かに真実だとは思うけど、少し違う。僕についてきたのは、そう言った「ヘミングウェイのパリ」だった。佐伯祐三の描いたパリだったし、ヘンリー・ミラーのパリだった。あるいは君が話してくれたパリだった。

 僕のパリは、僕についてこなかった。僕以外の誰かについていったわけでもなかった。ずっとパリに留まったまま、僕の帰りを待っていて、たまに訪れる僕を、雨で迎えてくれた。夜には獣の唸り声のような声で、歓迎してくれた。湿った夜の、獣の唸り声。あれは歓迎のしるしだった。そう思う。

 それでも、やっぱりパリが好き、という人もいるし、フランスは田舎の方がいいという人もいる。僕は、どっちだろう。「ここはパリ。ここは寒い国です。寒い国の寒い町です。そんなに寒がりなら、自分の国に帰ったらどうですか?」君が昔、移民局で言われた言葉を思い出した。寒くもないのに思い出した。寒くなればもっと頻繁に思い出すのかも知れない。

 いや違う。そういうとき僕についてくるのは、また別のパリなのかも知れない。




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2017年9月20日

また別の電話から

 また別の電話から。アロー、ジェクゥット(お伺いします)。聞こえる。目の前を、車が走り過ぎる。助手席の女が、電話をかけている。呼び出し音が、鳴る2回、5回、8回。聞こえるはずのない音が、僕の耳に届く。どうしてなのか。そんな音が聞こえるのは、風や、気温や湿度のせいなのか。そうなんだろう。



 僕の無能さが聞き、僕の無力さが語るのを。僕の日常的な運勢が、あるとき突然に幸運状態へと変化するのではなく、わけのわからない「幸運」が、何という理由もなく僕の日常に入り込むときがあるのだ。今がそう、たぶん、日常に変化はない。幸運を取り込んだまま、そのままずっとつづく。




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2017年9月 8日

変化

 話し方が変わると、話す内容が変わる。というか、話す内容が変わると、話し方が変わる。どっちが先かはわからないけど、それなら、話す言葉が変われば、何もかもが変わるだろう。僕のフランス語は、それを実感できるほど上達してはいないが、予感することはできる。他者の言葉を学び、受け入れることで、僕は変わるだろう。歩き方が変わると、行き先までが変わってしまうように。




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2017年9月 1日

パスワード

 フランスの、田舎の町に着いたのに、住人は日系人ばかり、という夢を見た。誰もが日本語を話す。小学校時代の友人だという男が、駅まで迎えに来てくれて、10桁の数字とアルファベットが書かれたメモを、僕に渡す。日本語を話す警官がいる。その警官にも聞こえるように、大声でそのパスワードを叫んでみた。8桁まで言ったところで、何か予感がして、とんでもないことが起きそうな気がして、僕は残りの2つの数字を、わざと間違って言う。

 僕は空港にいる。パスポートと現金が入ったバッグをどこかに置き忘れてきてしまう、という夢を見た。僕は、パスポートや財布を鞄に入れることはない。だから現実にはそんなことは絶対にありえないわけだが、焦って目を覚ましたときには、口の中がカラカラだった。




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