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2019年4月 1日

2つの暦

 

 壁には、2つのカレンダーが掛かっていた。1つの暦は、11月のものだった。しかし今日は、9月の4日だった。夏休みが終るまで、あと1週間ある。学校が始まる前に、遊びに行くことにした。

 

 布団を干してから、出かけることにした。やけに長い布団で、2階から干すと、先が地面に届いた。

 

 部屋は、映画で見た野戦病院のような部屋で、シングルの簡易ベッドが、無数に並んでいた。綺麗にメイクされていて、使った形跡もない。隅には洗面台があり、そこで歯を磨いた。

 

 キャリーバッグを引いた若い女性が何人も、歯を磨く僕の脇を通り過ぎる。「おれももう行くよ」と若い男性が声をかけてきた。出発するのは、僕が最後になってしまった。

 

 

 

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