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2019年4月16日

リゾート

 

 真夏の海岸リゾートを、初老の男性とぶらついていた。その雑踏の中を、一緒に。彼の目当てが、僕の体だということはわかっていた。カフェだったりレストランだったりする高床式のログハウスで、豪華な食事を奢ってもらった。

 

 食事をした店の前のスピーカーから、ベートーベンの交響曲が流れてくるのに気づいて、僕は足を止めた。1曲丸々聴いてしまった。第7番を、ピアノ独奏用に編曲したものだった。

 

 嵐が来るという。太陽は雲の影に隠れ、海は荒れていた。それでも海岸には、まだ大勢の海水浴客がいた‥‥。

 

 連れの男性とは、はぐれてしまった。でもすぐに合流できた、僕たちは石段を下りて、海岸に出た。狭い石段の途中で、白人の男性とすれ違った、その男性は僕の足の膝のあたりを軽く叩いて、合図した。それが何の合図なのか、夢の中ではわかっていた。

 

 

 

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