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2019年4月23日

ステージの端の

 

 飛行機に乗って遠くに。電車に乗って遠くに。そこからさらに歩いて遠くに。声のするところまで来たのに、声はむしろ聞き取り難くなっている。離れていたときの方が、僕の妄想の力で、声は増幅されて、まるで歌のようになっていた。それは僕のために作曲された音楽だった。

 

 今や声は、歌であることをやめた詩だった。元々は英語の歌だった。僕は即興で日本語の歌詞を声に乗せる。いちばん遠いところにいる人に向けて歌うのだ。

 

 

 

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