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2020年5月23日

魔法使いの姉妹と父                                                                  

 

 窓から部屋に入った。もう夜は明けていた。その女のコと僕には羽が生えていて、部屋まで飛んで帰ってきたのだった。

 

 見てみると、そのコは足の指に怪我をしていた。どこでぶつけたのだろう。僕が絆創膏を貼ってあげていると、彼女の父親が起き出してきた。別に悪いことをしていたわけではない。しかし彼女は隠れろと言う。

 

 だが隠れる場所などなかった。冷蔵庫の脇に立った僕は、彼女の父親に頭を下げた。挨拶だろうか、ここは謝罪が先か?

 

 彼女の妹がやってきて、僕にウインクした。すると僕の声は父親には聞こえず、姿も見えなくなったようだ。

 

 

 

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