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2020年5月21日

エッシャー                                                                  

 

 最上階の僕の部屋に、老人たちが集まっていた。僕の2人の子供と、遊んでくれている。朝になり、僕はみんなを残して部屋を出た。エレベーターはなかったので、階段で下りた。老人たちへのお礼の手紙を、扉に貼っておく。気づけば、読むだろう。

 

 不思議なつくりの建物で、居住区より、廊下や階段のスペースの方がずっと広いのだ。入り組んだ通路を抜けて、エッシャーの騙し絵に出てきそうな階段を、僕は永遠に下りているような気がする(それでもまだ下がある)。

 

 若い男と、女が通路で話していた。「また8年後、泊まりにくる」と女は言った。8年? 時間の進み方も、少しズレている。

 

 

 

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