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2020年8月26日

春のカレンダー                                                                  

 

 君は部屋の向こう側で長電話をしている。何もかもが木でできた家で、君は春の暦を見ながらお金の話をしていた。その間僕は果物の種をスプーンで選り分けている。種は木の床に捨てたが、見つかったら酷く怒られるだろう。‥‥。

 

 きっとカレンダーをめくるようにして通帳をめくるのだ。起きたときにはもう夢と現実が完全に混じり合っていて、銀行から電話がかかってくることも僕は知っていた。

 

 

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