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2020年9月21日

オレンジ色の未来                                                                  

 

 お祭りの会場に車で乗り付けた。車から降りて受付に向かった。ところが僕は裸足だった。受付のお姉さんに指摘されて初めて気づいた。僕は靴を借りることにした。

 

 エントランスの向こうに、町が広がっている。町全体が、祭りの会場だった。狭い路地の両側に、出店が並んでいる。町中にオレンジ色の旗が掲げられていた。

 

 僕は君と2人で歩いている。坂を上り切った。左と右に、また別のオレンジ色の通りがつづいている。僕は自分が若返っていると気づいて、ここが僕の過去であることを知った。

 

 君は年を取っている。君にとってこの場所は未来なのだ。君がこれから体験するはずの未来を、僕が少しずつ思い出そうとしていると、君は僕の手を取って、何かひとこと話しかけた。

 

 

 

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