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その家にはトイレがなかった。用を足すには少し離れたところにある別の建物に行かなければならない。
その建物のエントランスホールには、『重力の虹』が置いてあった。いつも誰かがそれを読んでいた。
挿絵入りである(文章がほとんどない)。
絵ですべてが説明されている(とてもわかりやすく)。
「僕も読んだよ、その本」と言ってみる。
「どこで? トイレの中で?」
違うけどそうだと答えた。
2023年9月11日 | 固定リンク | 0
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