根性焼き
清原の豪邸の脇を2度通り過ぎた。道に迷った僕らは同じところを堂々巡りしているのだろうか。そうじゃなくて清原は日本中に家を持っているのかも知れない。清原って誰、と君は訊いた。
交差点を左折した。そのときまで僕らが運転していたのは車だった。今乗っているのは自転車だ。坂道を滑り降りる。そうすると僕らは歩いていた。
高速道路を歩いて横断した。サービスエリアの売店に入った。店内ではヤンキーが1列に並んで、自分で自分に焼きを入れていた。ある者は煙草の火を腕に押し当て、またある者は自分で自分を殴っている。
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