ロッカーの鍵
駅で僕は裸だった。みんな暖かそうな服を着ていたが、寒くはなかった。手に小さな鍵を握りしめていた。ロッカーの鍵だった。僕の服はその中にある。
走った。股間を片手で隠しながら。もう一方の手には鍵。誰かの声がした。「隠すことはないじゃないか」「何をだい? 鍵を?」
「そうさ、鍵だよ」誰もお前のキンタマなんて見ない。
ロッカーに到着。声の主が待ってた。「漏れそうだぜよ」持っていた鍵で僕がロッカーを開けると、彼はその中に小便をした。
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