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2024年4月21日

 高速道路                                                                  

 

 高速道路を僕は歩いている。険しい山を削ってつくられた道だ。時速300キロで走る透明な車が、僕の体を通り抜ける(逆なのかも知れないが、透明なのは僕の方で)。

 

 路肩に男の子がいる。1人で遊んでいる。危険だ。僕は声をかけた。

 

 親に電話してやるよ、迎えに来いって言ってあげる。

 

 おうちの電話番号、覚えてる?

 

 迷子の男の子が教えてくれた番号にかけると、それは僕の実家だ。死んだはずの母が出て、父に代わると言う。父は既に僕のことがわからない。

 

 

 

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