花柄のシーツ
出かけようと思ってパジャマのズボンを脱ぎ、ブラックジーンズを探した。それは家の中にはなかった。なぜか郵便受けの中にあった。新品のように見える。サイズはちょうどよかった。それをはいて家の中に戻った。
2階のベッドには花柄のシーツがかけられていた。学校の教室のような広い寝室だ。「教室」の隅の方で妹が寝ていた。女の「先生」が妹を起こした。あれは母だろう。
なら「教室」というのはどこなのだろう。いやだんだんわかってきた。僕は夢を見ているのだ。妹も服を探しているようだ。郵便受けに届いているかも知れない、と僕は声をかけた。きっと新品が。
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