手帖を買う
君は手帖を買うと言い出す。僕も一緒に見て回る。土産物屋である。どれも高価なものばかりなのだろう。モノはガラスケースの中に入れられていて触れることができない。
店に入るときは靴を脱がなければならなかった。脱ぐのに時間がかかった。ドクターマーチンのブーツを履いていたから。
店の隣が食堂だった。「社長」がごちそうしてくれた。イカの刺身が出てきた。ナンの形に切ってある。カレーに浸して食べるのだ。
僕たちが全部食べ終わったころ、「社員」たちがやってきた。彼らには寿司がふるまわれた。カレーとともに。ここでは何にでもカレーなのだ。
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