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本を開くと指があらわれた。作者の人差し指だ。指はその本の要点だけを指差し、おかげで僕は概要をつかむことができた。慣れない韓国語で書かれた本だったのだ。
そのあとで指は僕を海岸に導いた。突然巨大化した指が、僕を乗せてロケットのように飛んだ。本の舞台になった海岸だった。午前中だったけど午後みたいだった。指はまた元の大きさに戻って、砂にハングル文字を書いた。
2024年6月22日 | 固定リンク | 0
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