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僕は孤児だった。あるとき名家の養子になった。そこには僕より背の高い「妹」がいて、でかい椅子にデンと腰掛けていた。
僕は孤児院から持ってきた小さな椅子にちょこんと座って、ぎこちなく挨拶をした。
その家では話をするときは必ず椅子に座って話をした。当然食べるときも椅子、飲むときも椅子なのだが、椅子に座ってないときに、人と話をしてはいけない決まりだった。
2024年7月15日 | 固定リンク | 0
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