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そいつの口の中で、セミが鳴いていた。そいつは口を大きく開けて、みんなにセミを見せている。おそらく自慢しているのだが、僕たちは誰も羨ましくはない。
耳が死んで、目が泣く。カネを払おうか、と僕は考える。でもいくら払えばいいだろう。わからない。
2024年7月 1日 | 固定リンク | 0
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