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車道の真ん中を歩いていた僕に、前から巨大なトラックが迫る。僕を轢き殺そうとしているのだが、不思議と怖くはなかった。逃げもせず、僕は穏やかな、諦めの心で空を見上げた。5月、人生最後の季節としては、悪くなかった。
空の高いところを、猛禽が滑空している。その鳥が、ゆっくりと僕の方に降下してきた。いや違った。僕の方へ向けてではなかった。
2024年11月27日 | 固定リンク | 0
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