ラッキーのA
僕は自分の吸う煙草の銘柄をまだ決めてない。煙草がなくなって、いちばん初めに見た銘柄の煙草を買うことにしている。ところが、今日は、煙草を切らしてしまってからもう10時間になるのだが、まだ煙草を見てない。吸ってるやつが誰もいない。会社の喫煙ルームもなくなってた。これはどうしたことなんだろう。
もういい。自分で決めたルールなら自分で破る。禁断症状が出てきた。僕はコンビニに入り、レジに直行し、1番の煙草をくれと言った。1番? 店員が聞き返す。あぁ、この店は数字じゃないのか、Aだ、Aの煙草をくれ、はぁ? Aってなんすか? ラッキーストライクだよ、ラッキーのAだ、ストライクのAだよ、どっかに入ってるだろ、Aが、1箱くれ、いや、下さい、お願いします、と言う。
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