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2024年12月 2日

 プレイ                                                                  

 

 いかがわしい店だった。ブラウスのボタンを3つも4つも外した胸の大きな女の人がいて、「何でも好きなプレイをしてあげる」と言った。僕は赤ちゃんになってみることにした。彼女はそのような催眠術を僕にかけた。しかし術は僕にはうまくかからなかった。かかりやすい人とかかりにくい人がいるのだと彼女は説明した。僕はたぶん彼女の催眠術もまだ未熟なのだろうと思った。(ちなみに術をかけられるだけで金は取られた。けっこうな額だった。)

 

 店には他の女性もいた。眼鏡をかけた背の高い女性の前には、奴隷になりたいと願う客が列をなしていた。その女性は催眠術は使わなかった。それどころか、女性は一言も発しなかった。客は彼女の前に立つだけで奴隷だった。1回数分のプレイをした後でも、奴隷のままだった。僕と胸の大きな女性は、目を見張って、その様子を眺めた。女性の口から自然とため息が漏れるのを、僕は聞き逃さなかった。

 

 

 

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