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2025年1月10日

 僕のベイビーに何か                                                                  

 

 結局何があったのかはわからない。ただ多くの者が犠牲になった。僕のように、かすり傷1つ負わなかった者もいる。安置された遺体の脇を、幽霊のように歩き回る。そこに、僕の友人たちはいなかった。

 

「帰っていいか?」と医者に訊いた。答えはなかったが、外に出た。友人たちが、車で待っていた。みんな、無事だったのだ。その車に乗り込んだ瞬間、カーラジオで、ホール&オーツがかかった。僕は、なぜか、涙が止まらなくなった。

 

 

 

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