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2025年2月 9日

 天ぷら                                                                  

 

 天ぷらの中に安全ピンが混入していた。仲間の1人がクレームの電話を入れたが、それはおおげさだと感じた。僕はいっさい気にしてなかった。天ぷらはおいしかった。

 

 芝生の上で、僕たちはガムを噛み、プーっと、風船のように膨らませるのに夢中。水道の蛇口をひねると、光る緑色の水が出てきた。その横で、天ぷらを揚げた料理人のおじいさんが、小言を言われている。僕は、おじいさんをかばった。

 

 

 

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