夜行列車
1両だけの電車は駅ではないところに停車した。そこにもう1両の電車が来た。そちらに乗り換える必要がある。僕ら乗客は全員下車した。
夜行列車だった。すでに消灯していた。しかしみんな起きていた。(暗闇の中で、目が光っている。)
僕は空いている席を探した。どこにもない。元々の車両にいた乗客より、多くが乗っているようだった。
仕方なく床に寝転がった。電車は動かない。結局、朝になってもそのままだった。僕たち乗客は線路に下り、元いた電車に戻った。そちらには、僕の席はあった。
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