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冷蔵庫の扉を開けると中に僕がいた。僕は冷蔵庫の中にビールの缶を積み上げている。声をかけようか迷った。
その缶ビールは僕が買ってきたものだが、僕は酒は飲まない。「僕は酒は飲まないんだよ‥‥」結局声をかけた。
だが彼は振り向かなかった。
冷蔵庫の中にはビール以外に何の食材もない。僕は憐れむような気持ちで冷蔵庫の扉を静かに閉めた。そして今見たことを忘れようとした。
2025年6月 1日 | 固定リンク | 0
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